Classical Records
新譜と主な在庫切れレコードの入荷予定(5月29日更新)
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主な入荷済みレコード(新譜・再入荷盤) 一覧
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魅力溢れる高音質な名盤! 若杉 弘指揮/NHK交響楽団のブルックナー交響曲全集
ブルックナー没後100周年・サントリーホール開館10周年・N響創立70周年が重なった記念すべき1996年から、98年にかけて3期9公演にわたり行われた若杉 弘指揮/NHK交響楽団の伝説的ブルックナー・チクルスの全てを15枚(5枚づつ3回の分売)のレコードに収められています。
レコードでの日本人指揮者のブルックナー交響曲全集は、朝比奈 隆指揮/大阪フィルに次ぐものだと思ますが、ブルックナーの交響曲 = 朝比奈さんみたいな勝手な思い込みが私にはありました。
それはきっとディスク・ジァン・ジァンから78年に発売されたブルックナー交響曲全集のレコードの音が耳に刻まれていたからなのでしょう。
演奏の好みは人によって様々ですが、レコードでの若杉 弘指揮/NHK交響楽団のライヴ演奏を聴いてみて驚きました。素晴らしい! 本当に素晴らしい! 朝比奈さんの演奏とは両極端かも知れませんが、すっかり聴き惚れてしまい1巻のLP5枚 交響曲第7番から3番、8番と贅沢にも1日で聴いてしまいました。
演奏を色で例えるなら朝比奈さんは「赤」、若杉さんは「蒼」でしょうか。
私が長々と書く稚拙な文章より各曲終了後に湧き上がる聴衆の拍手やブラボーの反応が何より演奏の素晴らしさを物語っていると思ます。
また、録音も素晴らしくリハーサルもすべてサントリーホールで行いホールの響きを指揮者も演奏者も完璧に把握してから本番に臨むという贅沢なプロジェクトが功を奏したようで、各楽器の音色が見事にサントリーホールに溶け込み臨場感豊に響きます。
更にNHK交響楽団のNHKホールでは聴くことが出来ないサントリーホールでの音色も認識させてくれました。
音質確認の為に棚から一昨年に発売されたハイティンク指揮/ベルリン・フィルハーモニーが演奏した交響曲第7番のダイレクトカッティング盤を取り出して聴いてみましたが、間違いなく一歩も引けを取らない音質です。
ハイティンク盤と比べて欲を言えばごく僅かに低域が薄目でしたが、その反面高域の抜けが素晴らしく金管のフォルテッシモなどは快感です。聴いていて背筋がゾクゾクする演奏はそう沢山はありません。
演奏・録音共にお勧め出来るブルックナー交響曲第全集です。(3巻揃えますと全集になります。)
合唱録音の最高峰 4タイトルが揃いました。
合唱の高音質盤と言えば、proprius 『カンターテドミノ』が上げられますが、最近では、Chesky Record* の優秀録音を更に高音質化したAudioNautes Recordingsの『大いなる神秘』が人気です。
また、『イースターのための合唱曲集』は、Positive Feedback 2020 Writer's Choice Award Winner ! を授賞しました。
『ラウダーテ Ⅱ』は、AudioNautes Recordingsの傑作盤であることは間違いないのですが、こちらは殆ど入荷しないためこれ程の名演・名録音を知る人が少なく残念です。
合唱録音の最高峰と言われる4タイトルが一緒に揃うことはあまりありません。
Berliner Philharmoniker が自ら手掛けた戦時のフルトヴェングラー最高音質のLP
先に発売された「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)アーカイヴ 1939-45 SACD Hybrid盤から
厳選された音源を選んだ8LP BOXが全世界2,000セットのみSerial No.入りで販売されます。
Berliner Philharmoniker が自ら手掛けた戦時のフルトヴェングラー最高音質のLP登場です。
ダイレクト・カッティングによるラトルのブラームス交響曲全集やベートーベン交響曲全集、ハイティンクのブルックナー交響曲第7番などレコードの製作にも力を惜しまないBerliner Philharmonikerならではのものです。
ドイツ帝国放送局のオリジナルテープを初めて利用してハイレゾサンプリング、更に最新のデジタル技術により邪魔になる雑音のみを除去した結果、過去の全てのレコードに勝る決定盤になったことは、多くの録音賞授賞が物語りました。
また、見事な複刻は戦時下の激動の時代ならではの極限的でエキセントリック、そしてモダンで独特な演奏を一段と魅力的にしています。
アンセルメ指揮の名盤《カルメン・アルルの女 組曲》45rpm盤で発売中です。
オーディオチェック用のリファレンスディスクとしても重宝されてきた鮮度抜群の優秀録音盤が45rpm 180g 2LPで初登場です。
Original Recordings Group から新譜予定案内が来てから何と8年振りの発売となります。
アンセルメセルメの超優秀録音盤『ロイヤル・バレエ・ガラ』と並び賞される『カルメン/ アルルの女』組曲待望の発売となりました。
アンセルメのマルチトラック録音嫌いは有名で、録音においてもオーケストラの音のバランスを整えるのは録音エンジニアの仕事では無く指揮者の仕事だと考えていたからです。
しかし、『ロイヤル・バレエ・ガラ』とはオーケストラ、収録ホールの違いもあり音の傾向が異なります。
『カルメン・アルルの女組曲』は、オンマイクで鮮度が高くオーケストレーションがスコアを見ているかのようにわかります。『ロイヤル・バレエ・ガラ』は、オフマイクのホールトーンたっぷりの臨場感豊かな録音とは異なります。いずれにしても60年以上前のオーケストラ録音とは思えない素晴らしい音質です。
チェリビダッケの最高傑作にしてブルックナー交響曲第8番の頂点
チェリビダッケの最高傑作どころか、ブルックナー演奏の頂点とまで賞賛された伝説のライヴ「チェリビダッケ、リスボン・ライヴ」がレコードの正規盤として発売されます。
この演奏はプライヴェート盤で発売されるや否やセンセーションを巻き起こしたうえに入手困難となり、ネットオークションでも高値を記録した幻の演奏です。
その演奏を完璧に再現できるよう正規オリジナルマスターにLP用のマスタリングを施し、慎重にカッティングを行い、切りあがったラッカー盤をキング関口台スタジオで入念に検聴、万全を期してレコード化されています。また、各楽章1面ずつの2枚組となっています。
極限をも超えた超スローテンポで全曲を貫徹。そして点描のようにあらゆるエレメントを彫琢してまいります。これはチェリビダッケ晩年の特徴的なアプローチでありますが、ここまでチェリビダッケの魔術が決まりに決まっている演奏は他にありません。演奏時間は100分を超え崇高な神々しさにはひれ伏すばかり。ミュンヘン・フィルの音色はどこまでも柔らかく繊細、ポルトガル大使館の協力で発見され、ご子息セルジュ・イオアン・チェリビダキ氏とミュンヘン・フィルの承認を得て世に出た、 貴重極まる歴史的音源です。
古くて素敵なクラシック・レコードたち
2021年6月に文芸春秋社から発売された村上 春樹さんの『古くて素敵なクラシック・レコードたち』は、60年近くレコードを買い集めた中からジャズでは無くクラシックの『好きなレコード、面白いレコード』を486枚、100タイトルを紹介されています。
『クラシック音楽を愛好する方なら、ページを繰るってジャケット写真を目にしているだけで、ある程度親密な気持ちになっていただけるのではないかと推測する(希望する)。』と書かれていますが、私もすっかり親密な気持ちになり、レコードファンであれば誰もが思うことも沢山書かれていて何度も頷いてしまいました。
紹介されている素敵なレコードの多くはCD化されていますが、やはりレコードで聞いてみたくなります。
Shop.では、100タイトルの中から現在も購入出来るレコードを紹介しますので本をクリックしてご覧下さい。
SOUND TREE 名盤復刻シリーズ 好評発売中です。
クォリティの高い見事な音質と装丁で注目されている韓国のSound Tree社が復刻したレコードの一覧です。
オリジナル盤は数万円〜数十万円で取り引きされる歴史的名盤ばかりです。
既発売レコードの音質はみな素晴らしく大変満足出来き、オリジナル盤にも勝るとも劣らないと思います。
実際にオリジナル盤は、マルツィのシューベルト:ソナチネしか聴いていませんが、オリジナル盤と複刻盤を比較しても遜色無いどころか、私と知人が聴いた限りでは複刻盤の方が優れていました。
全体のレンジ感、ヴァイオリンのしなやかさと美しさ、音色の表現力、また、ピアノの 低域の伸び、芯のある存在感、などどなたが聴いても納得して頂けると思います。
このシリーズはクラシックマニアの方でアあれば、全て揃えて置きたくなる内容です。
いづれも限定生産盤で、追加や再プレスは期待できません。
Pro-ject Audioからのアナログレコード再入荷しました。
ウィーンに本社を構えるPro-ject Audioは、1991年にハインツ・リヒテネッガーによって設立されました。
オーディオメーカーとしても知られていますが、やはりラインナップの中心はプレーヤーです。
そんなPro-ject Audioが下記のアナログレコードの名盤を複刻させています。
面白いのは同じく最高級プレーヤーメーカーとしても知られているclearaudioと同じ音源を使用して複刻されたベーム指揮ウィーン・フィルの《田園》です。田園の名盤として定評のあるレコードですので、益々音の違いが気になります。プレスも同じドイツ パラスで行われています。
⭐️残念ですが、先に発売されていたリッカルド・ムーティのモーツァルト、ズービン・メータのマーラーは製造プレス枚数完売で、今回の入荷で終了となります。