Classical Records
これから入荷する主なレコード
1月以降の新入荷・再入荷予定です。
お勧め出来るレコードが入荷しました。
Nathan Ben-Yehuda & Astral Mixtape:The Power of the Keyboard
ネイサン・ベン = イェフダは、クラシック・ピアニストのみならず古典音楽を再創造し、生まれ変わらせる革新的なアストラル・ミックステープのメンバーとしても活動しています。A面のハイドンは、ピアノ録音の中でも傑出した美しさを誇り、エレガントで魅了する演奏から、自然に現代のオーストラリア人作曲家ピーター・スカルソープによる「ノクターナル」へと繫がります。
B面では、現代のピアノ四重奏とも言える新たな発見をさせてくれます。
ピアノの音質、残響、ダイナミックレンジなど素晴らしいレコードです。
Raphaël Pichon:Mozart Requiem
モーツァルト レクイエムは通常であれば入祭唱からレクイエム本編に入りますが、ピション盤では冒頭、ボーイソプラノの清廉な歌声による聖歌で始まります。
harmonia mundiで、こんなに力強い録音は多くないと思います。
通常の同レクイエムに比べ2枚組と余裕のあるカッティングのおかげも有り、怒りの日(ディエス・イレ)にはびっくりしました。 聞き慣れたレクイエムとは異なりますが、それ以上にこれだけ激しいモーツァルトのレクイエムも初めて聴きました。
Tiffany Poon:Diaries Schumann
8歳でジュリアード音楽院のプレカレッジに入学し、10歳でソロデビューを成功させたティファニー・プーン。
世界各地のコンサートツアーで成功を収め、現在はソロ活動を中心に室内楽にも積極的に取り組んでおり、この録音は2022年8月にドイツで収録されました。
とても初めてのアルバムとは思えないほど、堂々とした演奏で、最新のPENTATONEは、彼女のピアノを美しく豊かで滑らか、余韻豊に収録しています。
Herbert von Karajan:R.Strauss Also sprach Zarathustra
交響詩の名曲、R.シュトラウスの『ツァラトストラ』『ドンファン』『死と変容』をカラヤン指揮ウィーンフィルがDECCAに録音したの名演の名録音盤です。
この優秀音源は、CD・ハイレゾ配信・ESOTERICのSA-CDと多くの高音質メディアに変換されました。この優秀音源をPro-ject Audioが高音質レコード化しました。
1面の集録時間を20分程度にした余裕のカッティングでウィーンフィルのしなやかでダイナミックレンジの広いレコードになっています。
Berliner Philharmoniker:Mahler Complete Symphonies
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とハーディング、ネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、ペトレンコ、ラトル、ハイティンク、アバドの8人の指揮者によるマーラーの交響曲 全集が豪華17枚組特大ボックスセットとなりました。
これまでBerliner Philharmoniker Recordings独自の規格で、ダイレクト・カッティング等にも挑戦した中で、確実に指揮者とベルリン・フィルとホールの特性を把握して完成したレコードです。高価ですがお勧め出来ます。
Charles Munch:Saint-Saens Symphony No. 3
一斉を風靡したRCAのLiving Stereo Seriesのクラシック・レコードは最高峰と呼べる最高品質のオーケストラ演奏とサウンドの金字塔です!
アメリカのオーケストラの中でもモントゥー、ミンシュとフランス人の常任指揮者を迎えていたボストン交響楽団とミンシュの魅力が最も生かされた1枚だと思います。 また演奏のみならずAnalogue Productionsの復刻により半世紀前のものとは思えない素晴らしい音質で、この《オルガン付き》の代表盤として知らしめています。
小澤 征爾:Berlioz Symphonie fantastique
1973年にボストン交響楽団の音楽監督就任直後の録音で、若さ漲る明快な指揮でボストン交響楽団の能力の全て引き出した幻想交響曲の名盤です。
50年も前の録音ですが、Deutsche Grammophonからオーディオ・ファンのための新しいLPシリーズ エミール・ベルリナー・スタジオが、最先端のピュア・アナログ技術を駆使して、オリジナルの1/2インチ4トラック・テープから伝説的な名盤をリマスターした《オリジナル・ソース・シリーズ》 第3弾です。
Mariss Jansons:Mahler Symphony No.1
マリス・ヤンソンス&コンセルトヘボウによるマーラー交響曲第1番『巨人』です。
ロイヤル・コンセルトヘボウの奏でるマーラーの響きは独特のものがあります。
艶やかな中にもくすみを持ったビロードのような光を放つ弦楽器、いぶし銀ではなく黄金に輝くブラスは、マーラー自身がしばしば指揮を行い、その後も弟子のオットー・クレンペラーが引き継ぎ、2004年に主席指揮者となったヤンソンスが、ロイヤル・コンセルトヘボウ独特の響きを引き継いだ素晴らしいライヴ録音です。
Gioconda de Vito:Beethoven Violin Sonata No.9
ベートーベンの《クロイツェル》ソナタは、ヴィートの得意とした曲目で、この演奏は名演の誉れ高く、オリジナル盤は中古市場で高値で取引されるレア盤です。
しなやかで凛とした 音色と、作品の持つ味わいを深く引き出すフレージング。レコードならではの美感にあふれた逸品です。現ワーナー傘下のパーロフォン・レコードから取り寄せたSound Treeが、オリジナルマスターに独自の丁寧なリマスタリングを施し、フランス MPOプレスでレコード化されました。
Karl Bohm:Beethoven Symphony No.6
《田園》の定番と言っても過言ではない演奏、録音共に素晴らしいレコードで、1970年〜1972年にベームとウィーンフィルが2年半をかけて完成させたベートーベン交響曲全集の中でも最も愛聴され続けているレコードの1枚です。
クラシック・レコードでは珍しく現在3社より復刻されています。
全て33rpmですが、それぞれリマスターやプレス会社やに違いがあります。
異なるメーカー同じ演奏がレコード化される事はまれで、それだけリスナーからの需要がある名盤と言う事です。ウィーンフィルの弦と木管の美しさは格別です。
Sergiu Celibidache:Bruckner
チェリビダッケの最高傑作どころか、ブルックナー交響曲第8番の頂点とまで賞賛された伝説のライヴ『チェリビダッケ、リスボン・ライヴ』がレコードの正規盤です。
この名演を完璧に再現できるよう正規オリジナルマスターにLP用のマスタリングを施し、慎重にカッティングを行い、切りあがったラッカー盤をキングレコードの関口台スタジオで入念に検聴、万全を期してレコード化されています。
また、各楽章1面ずつの余裕のカッティング2枚組となっています。
2L the Nordic Sound より北欧のクリスマス
トリオ・メディイーヴァルは、アンナ・マリア・フリーマン、リン・アンドレア・フグルセット、ヨールン・ロヴィーセ・フーサンの女性3人によるヴォーカル・グループです。
3人の最新アルバムのタイトルである『YULE』(ユール)は、古代ヨーロッパのゲルマン民族、バイキングの間で、冬至の頃に行われた祭りのことを指し、のちにキリスト教との混交が行われ、北欧諸国では現在でもクリスマスのことを『YULE』と呼ぶそうです。
トリオ・メディイーヴァルは、「静かな教会の祈り」のクリスマスと、キリスト教以前の「光を願う」行事としてのクリスマスを見事に融合させました。
ノルウェーのソフィエンベルグ教会で収録されたアルバムは、アカペラの歌声と器楽ミュージシャンの出会いにより、伝統のキャロルが、聖と俗の融合が生んだ新しい歌として示されます。
オリジナルの録音はDXD (24bit/352.8kHz) の超高音質マスターから2L 初の45rpmレコードとなります。
高音質 Chasing the Dragonのクラシック ダイレクト・カッティング盤
レコード録音の究極の形と言われる《ダイレクト・カッティング》盤、それはジンプル・イズ・ベストをそのまま行うことで、デジタルなどへの変換を行わず、マイクからの信号を直接レコード盤面に刻み込みます。
しかし、演奏者への負担は大きく、ミスがあっても編集作業による修正は出来ないので、やり直しとなります。
当然制作費は通常のレコードより高くなり販売価格にも反映されてしまいますが、この音の魅力を知ってしまうと抜け出せません。
当然ですが、再生する装置、特にプレーヤー回りには細心の注意が必要となります。
上記4タイトルは、新たにダイレクト・カッティングにより生まれた最新のアナログ・レコードですが、なかなか入手しない希少盤です。お取り寄せ出来ます。
イギリスの名門レーベル《Hyperion》より LP5タイトルが発売されました。
Britain’s brightest record label と言われるイギリスの名門レーベル《Hyperion》より アナログ・レコードの 新シリーズ『Vinyl Edition』がスタートします。
CDでのラインナップは200タイトルを超え、その中には多くの名盤や海外のアワードで授賞したタイトルが多数あります。
今回発売される5タイトルも名盤と言われ、録音も優れたものばかりです。
気になるレコード製造に関しても、カッティングはドイツの老舗カッ ティング&マスタリング・スタジオ、SST(Schallplatten Schneid Technik Brüggemann GmbH) が担当し、プレスはレコードマニアであれば周知されているフランスのプレス工場MPOが担当します。
5タイトルはいづれも全世界1,000枚限定生産として、価格を抑え高音質140g盤としたことも注目です。
弦楽合奏のダイレクト・カッティング盤がChasing the Dragonより入荷しました。
2016年に発売されたChasing the Dragonのダイレクト・カッティング盤《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》は演奏は勿論、音質も究極のアナログ録音と言われ、弦楽合奏そして各弦楽器の魅力満載のレコードでした。
個人的に一番驚いたのは小編成の弦楽合奏でこんなに厚みのある音が出せるんだ!ということでした。
さて、今回のダイレクト・カッティング盤は《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》の次作と言える《ヴィヴァルディ・イン・ロンドン》です。
昨年の12月にヴェネツィア室内合奏団をChasing the Dragonの本拠地であるロンドンのエアー・スタジオに招いて録音されています。
使用マイクは、全てNeumann等の真空管タイプを使用しています。《ヴィヴァルディ・イン・ベニス》をお持ちの方はご存知のようにChasing the Dragonのダイレクト・カッティングの威力は絶大です。
シギスヴァルト・クイケンの生誕80年を記念して名盤が発売中です。
2024年はシギスヴァルト・クイケン生誕80年にあたり、これを記念してACCENTレーベルの名盤5タイトルがLP化されます。ラッカー盤の行程をなくし直接マザー盤にダイレクトに溝を刻む「DMMカッティング」(Direct Metal Mastering)を採用しており、良好な音質が期待できます。 また、レコード各面の収録時間を20分程にして余裕のあるカッティングにより振幅を大きく取り音質的にも有利にしています。
詳細はジャケットをクリックしてご覧下さい。
TELARCの名録音盤が久々の登場です。
1977年にサウンド・エンジニアのジャック・レナーと音楽プロデューサーのロバート・ウッズにより設立されたTELARCは、アメリカのマーキュリー・レコードが実践した全指向性マイクロフォンを左右+中央に配置するマイクセッティングを基本として、明瞭な定位を確保し、リミッターやイコライザーに頼らないデッカ・レコードやRCAレコードとも異なる音作りを行いました。
当初はダイレクトカッティングのみ行っていましたが、1978年からはデジタル録音を行い高音質のD/Aコンバーターにより変換して
レコード化を行っていました。
本物の大砲を録音し、今までに無い程のダイナミックレンジの広さで一斉を風靡したエリック・カンゼル指揮/シンシナティ交響楽団によるチャイコフスキー:序曲1812年が大ヒットしたことによりTELARC = 高音質盤メーカーとして世界中で認知されるようになりました。
しかし、同じ時期に録音・発売されながら影に隠れてしまったレコードがこの「展覧会の絵」です。
録音される1ヶ月前の1978年9月の来日公演時には「展覧会の絵」も演奏され、クリーヴランドの弦の音色ってこんなに美しかった?、金管は流石アメリカのオーケストラだ!など様々な完動を与えました。
1812年の音質はデモには最適ですが、演奏はマゼール指揮/クリーヴランド管弦楽団が圧勝です。
勿論録音もRCA Living Stereoの高音質盤フリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団を凌ぐ程です。
私の記憶では、レコードで復刻されたことは無かったように思います。
合唱録音の最高峰 4タイトルが揃いました。
合唱の高音質盤と言えば、proprius 『カンターテドミノ』が上げられますが、最近では、Chesky Record* の優秀録音を更に高音質化したAudioNautes Recordingsの『大いなる神秘』が人気です。
また、『イースターのための合唱曲集』は、Positive Feedback 2020 Writer's Choice Award Winner ! を授賞しました。
『ラウダーテ Ⅱ』は、AudioNautes Recordingsの傑作盤であることは間違いないのですが、こちらは殆ど入荷しないためこれ程の名演・名録音を知る人が少なく残念です。
合唱録音の最高峰と言われる4タイトルが一緒に揃うことはあまりありません。
Berliner Philharmoniker が自ら手掛けた戦時のフルトヴェングラー最高音質のLP
先に発売された「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)アーカイヴ 1939-45 SACD Hybrid盤から
厳選された音源を選んだ8LP BOXが全世界2,000セットのみSerial No.入りで販売されます。
Berliner Philharmoniker が自ら手掛けた戦時のフルトヴェングラー最高音質のLP登場です。
ダイレクト・カッティングによるラトルのブラームス交響曲全集やベートーベン交響曲全集、ハイティンクのブルックナー交響曲第7番などレコードの製作にも力を惜しまないBerliner Philharmonikerならではのものです。
ドイツ帝国放送局のオリジナルテープを初めて利用してハイレゾサンプリング、更に最新のデジタル技術により邪魔になる雑音のみを除去した結果、過去の全てのレコードに勝る決定盤になったことは、多くの録音賞授賞が物語りました。
また、見事な複刻は戦時下の激動の時代ならではの極限的でエキセントリック、そしてモダンで独特な演奏を一段と魅力的にしています。
古くて素敵なクラシック・レコードたち
2021年6月に文芸春秋社から発売された村上 春樹さんの『古くて素敵なクラシック・レコードたち』は、60年近くレコードを買い集めた中からジャズでは無くクラシックの『好きなレコード、面白いレコード』を486枚、100タイトルを紹介されています。
『クラシック音楽を愛好する方なら、ページを繰るってジャケット写真を目にしているだけで、ある程度親密な気持ちになっていただけるのではないかと推測する(希望する)。』と書かれていますが、私もすっかり親密な気持ちになり、レコードファンであれば誰もが思うことも沢山書かれていて何度も頷いてしまいました。
紹介されている素敵なレコードの多くはCD化されていますが、やはりレコードで聞いてみたくなります。
Shop.では、100タイトルの中から現在も購入出来るレコードを紹介しますので本をクリックしてご覧下さい。