お勧めのカートリッジ
アンケートにお答え頂いた98名の方にお勧め頂いたカートリッジです。
(メーカーごとに分けて参考に価格も表示しましたが、あくまで目安としてご覧下さい。)
お使いのカートリッジでは挙がっていなかったカートリッジもありますが、以前お使いで何らかの事情で現在は使われていないが、お勧め出来るカートリッジなのではないだろうか? と勝手に解釈しています。
それにしてもDL-103ファミリーは圧倒的に強いです。
価格を考えても安心してお勧め出来るカートリッジと言うことでしょうね。
また、製造中止から随分時が経っていますが、MM型のSHUREが健在なのは現在でも良質の交換針を販売してくれている「日本精機宝石工業株式会社 JICO 」等のおかげだと思います。
2019/10/3日更新
3名以上の方からお勧め頂いたカートリッジ
ortofon 2M RED 4名
¥19,800
ortofon MC Q10 3名
¥52,000
ortofon MC Q30 3名
¥95,000
ortofon SPU Royal G II 3名
¥230,000
ortofon SPU 95th Anniv 3名
¥330,000
Phasemation PP-300 4名
¥135,000
SUMIKO Blue Point No.2
4名 ¥58,104
SUMIKO Blue Point Special
3名 ¥64,000
SUMIKO Pearl 4名
¥15,000
光悦 URUSHI 4名
¥302,400
LINE ADIKT 3名
¥64,800
SUMIKO Blue Point Special
3名 ¥64,000
Audio-Technica OC9XML 3名
¥75,000
Audio-Technica OC9XEN 3名
¥49,000
Audio-Technica AT33E 4名
¥35.000(販売終了)
Audio-Technica AT33EV
3名 ¥52,000
Audio-Technica AT33Sa 4名
¥97,200
DENON DL-103D 3名
¥35,000(販売終了)
DENON DL-103SA 4名
¥73,500(販売終了)
DENON DL-301 II 3名
¥42,000
EMT TMD25 4名
¥147,000
SHELTER MODEL 901 III
4名 ¥156,000
Benz Micro LP-S 4名
¥600,000
山本音響工芸 YC-0S1 3名
¥97,000
SHELTER Model 9000 3名
¥300,000
IKEDA 9 TP 4名 ¥410,000
Benz Micro LP-S 4名
¥600,000
山本音響工芸 YC-0S1 3名
¥97,000
Victor Z-1 3名
¥15,000(1981年当時)
GRACE F-8C 3名
¥16,500 (1969年当時)
ELAC TST-455E 4名
¥29,900 (1978年当時)
現在のレコード再生は、独自にアップグレードしたレーザーターンテーブルと、開発当時オーディオメーカーで商品企画に携わったKP-1100(9010)が中心です。
上記のプレーヤーに落ち着くまで、Technics SL-1200、TRIO KP-7700、Dual 1219、B&O BEOGRAM 4000、THORENS Ambiance と右党曲折して来ました。
また、カートリッジはお蔵入りとなったものも含め、エンパイア 4000D Ⅲ、ADC XLM Ⅲ、STANRON 680EE、ELAC STS-455E、B&O MMC-6000・MMC-4000、PICKERING XV-15 625E、SHURE V15 Type Ⅲ・M97xE・M44G、ortofon MC-20・MC-30・MC-30 Super・MC-30W・MC Kontrapunkt a・SPU Classic GE、Audio-Technica AT33E、DENON DL-103・DL-103R・DL-102 などです。
お勧めのカートリッジとしては、勧められて後悔したなどと言われたくありませんので、価格が安く、再生音が安定し、ちょっと手を加えると良くなっていくカートリッジを考え下記の2種類を選びました。
1963年発売という超ロングセラーモデルで、実売 8,000円前後という手頃さもお勧めの理由ですが、明るく解放的で屈託の無い再生音は音楽を楽しく聴かせてくれます。
主に50〜60年代のジャズ、中でもヴォーカルを聴くときに使っていますが、同社1960年発売のダイナミック・マイクロフォン SM58 と何処か似た所があり余計ヴォーカルものを聴いてしまうのかも知れません。
最近ではDJカートリッジの代表という呼び名で知られているようですが、純粋なオーディオ用カートリッジとして十分使えます。
ちょっと手を加えるという所では、キャパシティブロード(容量性負荷)が、一般的なカートリッジより大きく450pfありますので、一般的なプリアンプのMM入力に直接繋ぐと高域が強調されたハイ上がりの音になります。
出来れば、iFi iPhonoのような細かくロードの設定が出来るフォノイコライザーを通して再生するか、イコライザー回路に上記の容量と同等のコンデンサーを追加すると解決します。
また、出力電圧が6,2mVとかなり高目ですので、ヘッドルームに余裕の無いイコライザー回路ではクリップしてしまうかも知れません。
針圧を1.5gと重めにして上記の設定を行うと、レンジは決して広くないもののクラシックも聴くことが出来ます。
M44Gは、交換針も 4,000円前後と安く針の減りも気にせずに音楽を楽しめます。
購入してそのまま接続すれば素晴らしい音のするカートリッジではありませんが、ちょっと手を加えてあげれば驚くほど変身できるカートリッジです。
V-15シリーズが完結してしまいましたが、個人的にはこれらの傾向を受け継ぎほぼ同等の音質を備えていると思います。
音質的には強調されたところが無く優等生的ですが、決してつまらない音にならず手持ちのSHURE V-15 Type Ⅲと比べても生き生きとしています。
明るく、M44Gと比べるとワイドレンジです。
M44Gがジャズ向きとすればM97xEはクラシック向きと言えそうです。
レンジが広く、歪み感も少ないのでオーケストラ曲の再生でも破綻しません。
個人的には今でも人気がある高価な中古 V-15 Type Ⅲ を購入するより17,000円前後で、新品のM97xE を購入し、ヘッドシェルやリード線に拘った方がオーディオ的にも楽しめると思います。
カートリッジとヘッドシェルの間にスペーサーを鋏み入れることで音質の微調整が出来ます。
ゴム系のスペーサーで音質を柔らかくしたり、カーボン系のスペーサーで解像度を上げることも可能です。
私は通常針圧を1.3gで使っていますが、反ったレコードにはダイナミック・スタビライザーが有効です。その際は針圧を通常より0.5g程度増加させます。
MM型の手軽さで、針交換も自分で行えるので必要な時にネットで購入すればMC型のような本体交換の手間から解放されます。
MC型全盛の中で、MMの良さをしっかりと確認できる素晴らしいカートリッジだと思います。