Jazz The Best Disk 3
ジャズ・ザ・ベスト・ディスクとして特に音質・演奏共に定評のあるレコードを掲載しています。
掲載しているレコードは、デジタル録音されたものをレコード化したものも有りますが、元々演奏・録音共に良いために望まれて復刻されたアナログレコードがほとんどです。
また、最近少しずつアナログの新録音、ダイレクトカッティング盤なども生まれてくるようになりました。
その中から実際にご購入頂きましたお客様や店主の感想をまとめてここにピックアップしてあります。
これらをお探しの方の参考になれば幸いです。 (順不動)
★★★★★ = 高音質盤の中でも最も良い音です。 ★★★★ = 最上級の音質です。
Quiet Winter Night
静かな冬の夜 33rpm LP
<演奏>
ホフ・アンサンブル
マティアス・アイク(tp)/ボルゲ・ペーテシェン=オーヴェルライル(g)
ヤン・グンナル・ホフ(p)/アンビョルグ・リーエン(arp)
アリルド・アンデルセン(b)/ルーネ・アルネセン(perc)
ヴォーカル
ヘレーネ・ボクスレ、オスネ・ヴァラン・ノルドリ、アンビョルグ・リーエン
ソンドレ・ブラトラン、ウンニ・ヴィルヘルムセン、トミネ・ハルケット
ビョルン・ヨハン・ムーリ、ビョルン・アイスヴォーグ、セシリア・ヴェンネシュテン
<曲目>
1、マウンテンローズの女王
2、そっと、静かに僕らはやってくる
3、言葉と思考を共にして
4、不安がる母さん
5、歌え、歌え、つるこけもも
6、青い少年
7、山の若者
8、さあ、何が起きる?
9、火のそばで
10、タフサダンサー
11、小さく奇妙な村の子供
12、青ニッセの夕べ
13、夕べに子供たちを呼ぶ声
14、十二月の光
15、火のそばで
♪ 超高音質録音で知られる2Lのオーディオ・チェツク・レコードとしても知られる『静かな冬の夜』が小数枚入荷しました。
内容的にも素晴らしいレコードで、静かな冬の夜にみんなが暖炉に集まると絵本のようないろいろな話しが始まるという、というような北欧でのシーンを想い、グドニ・ インゲビョルグ・ハーゲンが歌詞を書き、映画音楽の作曲などで活躍するゲイル・ボーレンとベント・オー セルードが作曲しています。
ホフ・アンサンブルは、ECMで「レーベンスブルグ」や「ミッドウェスト」「スカラ」等をリリースしているマティアス・アイク(tp)や、ECMの創世記から活躍している伝説のベーシスト、アリルド・アンデルセン(b)、そしてパット・メセニーやマイク・スターンと共演をしてきたピアニストで、アレンジャーのヤン・グンナル・ホフが中心です。
『静かな冬の夜』では、ヘレーネ・ボクスレ、オスネ・ヴァラン・ノルドリ、アンビョルグ・リーエンなど9人が加わりヴォーカルや美しいコーラスを聴かせてくれます。
2Lの録音が良いだけになかなか手強いレコードです。
Exclusively For My Friend
・オリジナル:MPS
・制作:MPS
・録音:1963年 〜 1968年
・エンジニア:G・ブルナー=シュワー
・規格:33rpm 180g Stereo 6LP BOX
・その他:限定盤
・音質:★★★★★
エクスクルーシヴリイ・フォー・マイ・フレンド 33rpm 6LP BOX
<演奏>
オスカー・ピーターソン(p)
レイ・ブラウン、サム・ジョーンズ(b)
エド・シグペン、ロイ・ヘインズ、ボビー・ドーハム(ds)
<曲目>
1、アット・ロング・ラスト・ラヴ
2、イージー・ウォーカー
3、ティン・ティン・デオ
4、アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー
5、フォギー・デイ
6、ライク・サムワン・イン・ラヴ
7、オン・ア・クリア・デイ
8、アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ
9、ガール・トーク
10、あなたに夢中/ムーン・リヴァー
11、 ロビンズ・ネスト
12、ワルツィング・イズ・ヒップ
13、サテン・ドール
14、わが恋はここに
15、サンディのブルース
16、不思議の国のアリス
17、ノリーンズ・ノクターン
18、サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
19、パーディド
20、身も心も
21、フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
22、バイ・バイ・ブラックバード
23、アイ・シュッド・ケア
24、ルルが町にやってくる
25、リトル・ガール・ブルー
26、A列車で行こう
27、イン・ア・メロトーン
28、ニカの夢
29、グリーン・ドルフィン・ストリート
30、サマータイム
31、サムタイムズ・アイム・ハッピー
32、フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
33、トラヴェリン・オン
34、エミリー
35、コルコヴァード
36、サックス・ノー・エンド
37、ホエン・ライツ・アー・ロウ
♪ 1936年から行われているアメリカのダウンビート誌の「好きなピアニストは誰ですか?」という読者からの人気投票で現在も人気No.1として愛されているオスカー・ピーターソンの代表的なMPS録音 6タイトルを1BOXにしたレコードです。
録音は、MPSの社長であり優れた録音エンジニアであったハンス・ゲオルク・ブルンナー=シュワーの自宅兼スタジオで行われ、自らが録音を行っています。
MPS録音の特長とも言える歯切れが良く、ダイナミックレンジが広く、華やかな音は、オスカー・ピーターソンのピアノそのものとも言え、正に演奏と録音が一体になったレコードと言えます。
オーディオ的にもご機嫌なアルバムで、強靱なタッチから出てくる太く重い低音。中域がしっかりと出るシステムで聞くとピアノのスコーンと抜けるタッチが気持ち良く、コロコロと滑らかに転がるような高音キーも美しい。そしてピーターソンのうなり声もいつしか音楽の一部として聞こえます。
余談ですが、Resonance Recordsから発売されたビル・エヴァンスの「サム・アザー・タイム」も同時期の1968年にモントゥルー・ジャズ・フェスティバル出演後にこのスタジオに立ち寄り録音されました。
豪快で胸のすくオスカー・ピーターソン/トリオのピアノを是非お聴き下さい
Live At Studio A
・オリジナル:A.T. Music
・制作:A.T. Music
・録音:2019年6月1日
・エンジニア:アレン・サイドス
・マスタリング:B・グランドマン
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
・その他:初回プレス500枚
・音質:★★★★★
ライブ・アット・キャピトル スタジオ A 45rpm 2LP
<演奏>
リン・スタンリー(vo)
マイク・ラング(p)/ジョン・キオディーニ(g)/ルイス・コンテ(perc)
チャック・バーグホーファー(b)/アーロン・サーファティ(ds)
<曲目>
1、トリエステ
2、ピンクのキャデラック
3、ルート 66
4、ブルー・ムーン
5、あなたと夜と音楽と
6、ゴー・スロー
7、レット・ゼア・ビー・ラヴ
8、グッディ・グッディ
9、ラヴ・レターズ
10、スウェイ
11、アズ・タイム・ゴーズ・バイ
12、イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト
13、クライ・ミー・ア・リバー
14、ガール・トーク
15、ユー・ネバー・キャン・テル
16、バイバイ・ブラックバード
♪ A.T. Musicで今回のレコードを制作する際に、高音質なアナログ・レコードにこだわりを続けているリン・スタンリー自ら、名マスタリング・エンジニアのバーニー・グランドマンに『レコードリスナーが2019年6月1日の夜のキャピトル スタジオ A の空間へ招待して聴いてもらっているのと同じような体験ができる45回転のレコードを作って欲しい』とかけ合ったようです。
Jazz Mavericksと名付けられた豪華なバック・ミュージシャンは、同じキャピトル スタジオで歌ったフランク・シナトラ、ペギー・リー、ジェームス・テイラー、アーサー・サンドヴァル、フランク・ザッパ、ナタリー・コールなど、トップクラスの歌手やバンドと長いキャリアを積んだメンバーで、1950年代から1960年代のベルベットサウンドの魅力をリン・スタンリーの美声に合わせ演奏しています。
♪ 音質は素晴らしいのひと言です。厚くゆったりと優しく拡がる音は、リン・スタンリーが意図した『夜のキャピトル スタジオ A の空間へ招待して聴いてもらっているのと同じような〜』は見事に再現されています。
リン・スタンリーのライブ録音はみな極上の音質ですが、『ライブ・アット・キャピトル スタジオ A』はそれに素晴らしい臨場感が加わっています。
Cafe Blue
・オリジナル:Premonition
・制作:IMPEX RECORDS
・録音:1994年6月28日 〜 30日、7月1日
・リマスタリング:ケヴィン・グレイ
・プレス:RTI
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
:豪華BOX
・その他:1 STEP Process
VR900-SUPREME VINYL使用
・音質:★★★★★
カフェ・ブルー 1 STEP 45rpm 2LP 豪華BOX仕様
<演奏>
パトリシア・バーバー(vo,p)
ジョン・マクリーン(g)/マイケル・アーノポリ(b)
マーク・ウォーカー(ds)
<曲目>
1、残念
2、モウルニング・グレース
3、蜜の味
4、ビリー・ジョーの歌
5、手が出ない
6、カーニバルの朝
7、インチ・ワーム
8、ウッド・イズ・ア・プレゼント・シング・トゥ・シンク・アバウト
9、ナーディス
10、ザ・スリル・イズ・ゴーン
11、ロマネスク
12、イエロー・カー
♪ 45rpm復刻盤に力を入れているIMPEX RECORDS。
スーパー・ギタートリオの45rpm盤の次はパトリシア・バーバーの名盤に目を付けました。
元々録音が良く33rpm盤でも評価が高かったのですが、今度はケヴィン・グレイを迎えスタンパーを使わずラッカー盤で直にプレスする 1 STEPプロセスとVR900-SUPREME VINYLによりノイズが少なくディテールのハッキリとし、伸び伸びとした低音を可能にしました。
実際に聴くとまずビックリしてしまいます。
流石ケヴィン・グレイ !とにかく凄いレコードです。
Antiphone Blues
アンチフォン・ブルース 33rpm LP
<演奏>
アルネ・ドムネルス(sx)
グスタフ・ショクヴィスト(org)
<曲目>
1、全能の神
2、誰も知らない私の悩み
3、母のない子
4、アンチフォン・ブルース
5、美しい楽園
6、トラウメレイ
7、カム・サンデー
8、天国
9、モノトーン・リング・リトル・ベル
10、祝福された日
11、ラルゴ
♪ カンターテドミノで有名なpropriusのアンチフォン・ブルースをAudionautes Recordingsが更に高音質化しました。
クラシックの指揮者としても活躍しているグスタフ・ショクヴィストのパイプ・オルガンとアルネ・ドムネルスのサックスが教会の残響とブレンドし広大な音場感と共に語りかけてきます。
本当に美しい音です。
Afterallogy
・オリジナル:NAÏVE
・制作:NAÏVE
・録音:2021年
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・その他:フランス制作盤
・音質:★★★★
アフターアロジー 33rpm LP
<演奏>
ノア(vo)
ギル・ドール(g)
<曲目>
1、マイ・ファニー・ヴァレンタイン
2、ジス・マスカレード
3、エニシング・ゴーズ
4、オー・ロード!
5、バット・ビューティフル
6、サムシングズ・カミング
7、コーリング・ホーム
8、ダーン・ザット・ドリーム
9、ラッシュ・ライフ
10、アイズ・オブ・レイン
11、ワルツ・フォー・ネタ
12、エブリ・タイム・ウィー・セイ・グッバイ
♪ バチカン、ホワイトハウスなどの特別な場所で歌声を披露してきたノアが、ギタリストで夫のギル・ドールとシンプルに徹したアルバムです。 ヨーロッパで絶大な人気を誇るノアですが、この声とギターを聴いたら絶対に欲しくなってしまいますね。それに激安のレコードです。
ジャケットの中に厚紙製の内袋の中に裸で盤が入っているという輸入盤ならではの仕様ですが、盤面は綺麗で安心しました。
音質は期待以上です。センターにノアが定位して適度なエコーを伴って透明で美しい歌声を聞かせてくれます。
そしてその僅か左側にノアに寄り添うようにギル・ドールのアコーステック・ギターが定位しています。
ノアの美しい声も魅力的ですが、ギル・ドールのアコーステック・ギターも素晴らしい演奏です。(ワルツ・フォー・ネタはソロ曲)本当に素晴らしいアルバムです。
Tribute To Cole Porter
コール・ポーターに捧ぐ 33rpm LP
<演奏>
バーバラ・バークル*(guest vo)
ザ・ベースフェイス・スイング・トリオ
<曲目>
1、ドリーム・ダンス*
2、イージー・トゥ・ラヴ*
3、ナイト・アンド・デイ*
4、ラヴ・フォー・セール
5、それは素敵*
6、帰ってくれたら嬉しいわ*
7、エブリタイム・ウイ・セイ・グッドバイ*
8、アイ・ラヴ・パリ
♪ コール・ポーターへのトリビュート・アルバムです。今回はベースフェイス・スウィング・トリオにヴォーカルのバーバラ・バークルを迎え8曲中6曲を歌っています。
音質の良さは特筆ものです。滅多にこんな新鮮な音を聴くことはできないと思います。ベースフェイス・スウィング・トリオの演奏は満点ですが、バーバラ・バークルの歌は80点位でしょうか。でもこの音は絶対に聴いて欲しいと思います。
A Day In The Life
ア・ディ・イン・ザ・ライフ 33rpm LP
<演奏>
クエンティン・コリンズ(tp,flu)
ジェイソン・レベロ(p)/ジョー・サンダース(b)
ゲイリー・ハズバンド(ds)/マイルス・ボールド(perc)
<曲目>
1、アンゴラ
2、言っていない
3、パクソス/アンチパクソス
4、オオリキ・バレー
5、モード・オペランディ
6、キャッシュ・アップ・ボーガン
♪ Chasing the Dragon 初のジャズ・アルバムです。
実際に聴きましたがこれ程リアルで暖かなサウンドは滅多に聴けません。各楽器にピントがしっかりと合っていて、しかも柔らかな音は正に完璧と言えるサウンドで、何とも言えない開放感も素晴らしい。33rpmでもこれだけの音が出せるという良いお手本となるアルバムです。
アルバムに集録された曲も親しみやすいものばかりです。Chasing the Dragon恐るべし!アブソリュート・サウンドのお墨付きも納得のお薦めアルバムです。
Live In Hamburg 1981
ライヴ・イン・ハンブルグ 1981 33rpm 2LP
<演奏>
ベニー・グッドマン(cl)
スベン・アスムッセン(vn,vib)/フィリップ・キャサリン(g)
クレス・クロナ(p)/マス・ビンディン(b)/ビャルネ・ロスヴォルト(ds)
<曲目>
1、貴方が去った後
2、イフ・アイ・ハッド・ユー
3、アバロン
4、不本意な愛
5、酒とバラの日々
6、ハッシャ・バイ
7、スィート・ジョージア・ブラウン
8,幸せになりたい
9、ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
10、オー・レディ・ビー・グッド
11、エアメール・スペシャル
12、オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート
13、ドント・ビー・ザット・ウェイ
14、ボディー・アンド・ソウル
15、ハウ・ハイ・ザ・ムーン
16、シング・シング・シング
17、さよなら
18、イッツ・イージー・トゥー・リメンバー
♪ 1981年にドイツ・ハンブルグ・コングレスセンターで行われたベニー・グッドマン最後のコンサートの一つです。デンマークの若手ミュージシャンとの共演は非常にスリリングです。
最小限の録音機材で収録されたことが返って音の鮮度を逃さず素晴らしい音質となっています。
店主の知る限り、最高のライブ録音の一つです。
コンサートのライヴ感、ベニー・グッドマンのクラリネットは勿論、バックの楽器もソロになるとピタッとピントが合いリアルです。Stockfischの実力が良くわかる素晴らしい作品です。
Wood Special Edition 45rpm
ウッド Special Edition 45rpm 2LP
<演奏>
ブライアン・ブロンバーグ(b)
ランディ・ウォルドマン(p)/デヴィッド・ブロンバーグ(ds)
<曲目>
1、ザ・サーガ・オブ・ハリソン・クラブフェザーズ
2、ドルフィン・ダンス
3、カム・トゥゲザー
4、ユー・ニード・ミー・ゼア
5、スピーク・ロウ
6、フリーダム・ジャズ・ダンス
7、アイ・ラブ・ユー
8、ストレート・ノー・チェイサー
9、オール・ブルース
10、酒とバラの日々
11、星条旗よ永遠なれ
♪ これはスゴイ!先に発売された33rpm盤との比較になってしまいますが、低音も高音もより伸び、より自然な音に近づいています。ボリュームの位置が33rpm盤より2dB位は上がりました。自然で歪み感が無いためうるさくないのです。
ブライアンのベースは冴え渡り、これにウォルドマンのピアノが品良く対比して聴いていてもワクワクする素晴らしい演奏、録音、そして盤質も文句無しのお薦めレコードです。
The Raven
・オリジナル:Chesky Record
・制作:Analogue Productions
・録音:1994年2月12日 〜 15日
・マスタリング:ライアン・K・スミス
・プレス:Quality Record Pressings
・規格:45rpm 200g Stereo LP
・その他:限定生産盤
・音質:★★★★★
ザ・レイヴン 33rpm LP
<演奏>
レベッカ・ピジョン(vo,g)
アンソニー・クート、ジョージ・ナハ(g)/ジョエル・ダイアモンド(p)
ローラ・シートン、ロバート・チャウソウ(vn)
ジュリエット・ハフナー(vl)/エリック・フリードランダー(vc)
デビッド・フィンク(b)/ゲイリー・バーク(Perc)
ココカリス、ポールミラー(bvo) 他
<曲目>
1、カレルカ
2、魔女
3、レイヴン
4、ユー・ニード・ミー・ゼア
5、祖母
6、ユー・ゴッド・ミー
7、ハート・アンド・マインド
8、ハー・マン・リーブス・タウン
9、セブン・アワーズ
10、ウェンディーズ・スタイル・ショップ
11、ザ・ハイト・オブ・ランド
12、スパニッシュ・ハーレム
13、リメンバー・ミー
♪ 先に発売された33rpmのQuality Record Pressings 盤でも良い音だと思っていましたが、ライアン・K・スミスの丁寧なマスタリングで
透明感が増し、低域は驚くほど伸びました。美しく透明感の歌声が更に心地よく響きます。
Sings 'Waltz For Debby'
・オリジナル:Paddle Wheel
・制作:King Record
・録音:2004年4月20日、21日
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
・その他:国内プレス盤 限定生産盤
・音質:★★★★★
シングズ・ワルツ・フォー・デビー 45rpm 2LP
<演奏>
シェリル・ベンティーン(vo)
ケニー・バロン(p)/レイ・ドラモンド(b)
<曲目>
1、ラスト・ナイト・ホエン・ウィー・ワー・ヤング
2、ブルー・ムーン
3、ザ・ボーイ・ネクスト・ドアー
4、アイ・マスト・ハブ・ザット・マン
5、バット・ビューティフル
6、ゾウ・スウェル
7、ホエン・ユア・ラバー・ハズ・ゴーン
8、イージー・リビング
9、イン・ア・センチメンタル・ムード
10、ストンピン・アット・ザ・サヴォイ
11,アイ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ユー・ベリー・ウェル
12、ワルツ・フォー・デビー
♪ 1 曲目の「ラスト・ナイト・ホエン・ウィー・ワー・ヤング」は無伴奏のベンティーンの『ラスト』と歌った後の『ナイト・ホエン・ウィー・ワー・ヤング 〜 』からピアノ、ベースの伴奏がアウフタクトのように入りますが、ここの出だしだけでまいってしまいました。
2004年度「スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク・最優秀録音賞(ヴォーカル部門)」受賞作品だけの事は有り今聴いても全く文句の付け所がありません。
このレコードは国内プレスですが、未だに国内盤は良くないと思っている方に是非聴いて頂きたい素晴らしいレコードです。
輸入盤で優秀録音と言われるレコードでも曲間の無音部分が静かなレコードはそう沢山はありません。
曲間で何らかのノイズがあると言うことは、音楽の途中のPPでもノイズがあると言うことです。
このレコードにはそんな付帯音はありません。演奏・音質共にお勧めのレコードです。
The Raven
・オリジナル:Chesky Record
・制作:Chesky Record
・録音:1994年2月12日 〜 15日
・規格:33rpm 180g Stereo LP
・プレス:Quality Record Pressings
・その他:限定生産盤
・音質:★★★★★
ザ・レイヴン 33rpm LP
<演奏>
レベッカ・ピジョン(vo,g)
アンソニー・クート、ジョージ・ナハ(g)/ジョエル・ダイアモンド(p)
ローラ・シートン、ロバート・チャウソウ(vn)
ジュリエット・ハフナー(vl)/エリック・フリードランダー(vc)
デビッド・フィンク(b)/ゲイリー・バーク(Perc)
ココカリス、ポールミラー(bvo) 他
<曲目>
1、カレルカ
2、魔女
3、レイヴン
4、ユー・ニード・ミー・ゼア
5、祖母
6、ユー・ゴッド・ミー
7、ハート・アンド・マインド
8、ハー・マン・リーブス・タウン
9、セブン・アワーズ
10、ウェンディーズ・スタイル・ショップ
11、ザ・ハイト・オブ・ランド
12、スパニッシュ・ハーレム
13、リメンバー・ミー
♪ 《スパニッシュ・ハーレム》を含む全13曲の大ヒットアルバムです。33rpm盤ですが、元々の録音が素晴らしく、レコードのプレスを世界最高峰のQuality Record Pressings が行っているため大変素晴らしい出来映えです。ヨーロピアン・フォークとでも呼べそうなシンプルで透明感のある歌声が心地よく響きます。
In the Still of the Night
・オリジナル:MOCO RECORDS
・制作:King International
・録音:2017年
・規格:45rpm 180g 2LP
・その他:国内プレス、完全限定生産盤
・音質:★★★★★
夜の静けさに 45rpm 2LP
<演奏>
カラブリア・フォーティ(vo)
マイケル・パターソン(p)/エディ・ダニエルズ(cl)
ジーン・ベルトンチーニ(g/ボブ・マッチェスニー(tb)
リチャード・ロッカー(vc)/アイク・シュトゥルム(b)
ジャレッド・シェーニグ(ds)
<曲目>
1、ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
2、ミス・オーティス・リグレッツ
3、エニシング・ゴーズ
4、ホワット・イズ・ジス・シング・コールド・ラヴ
5、ナイト・アンド・デイ
6、あなたに夢中
7、エヴリ・タイム・ウィー・セイ・グッバイ
8、ゲット・アウト・オブ・タウン
9、イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
10、ソー・イン・ラヴ
11、夜の静けさに
♪ 立て続けに高音質 LP 盤を発売し、ヒットを続けているアメリカ人女性ジャズボー カリスト、カラブリア・フォーティが歌うコールポーター作品集「夜の静けさに」が発売されました。
スモール・ジャズコンボをバックにして歌うカラブリア・フォーティの何と魅力的なことか。
また、今回発売された3タイトルの中では最も音質の良いアルバムです。
Friday Night In San Francisco
フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ 45rpm 2LP
<演奏>
アル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシア(g)
<曲目>
1、地中海の舞踏/広い河
Lch:パコ・デ・ルシア
Rch:アル・ディ・メオラ
2、黒い森
Lch:パコ・デ・ルシア
Rch:アル・ディ・メオラ
3、フレボ
Lch:ジョン・マクラフリン
Rch:パコ・デ・ルシア
4、幻想組曲
Lch:パコ・デ・ルシア
Center:ジョン・マクラフリン
Rch:アル・ディ・メオラ
5、ガーディアン・エンジェル
Lch:パコ・デ・ルシア
Center:ジョン・マクラフリン
Rch:アル・ディ・メオラ
♪ コメントすることが出来ないほどの超絶名演奏。
Original Recordings Group盤はプレス切れのまま数年が経っています。
それが何と同レコードの33rpm盤を出したIMPEX RECORDSから45rpm盤が出てWセールスになるとは・・・
ルグラン・ジャズが33rpm、45rpm共に素晴らしい出来映えでベストセラーとなった事で、45rpmの敷居が低くなったようです。大歓迎です!!
在庫切れが続いているOriginal Recordings Group の同45rpm盤と比べると僅かですが音が柔らかく、反面S/Nはこちらの方が上です。
個人的な好みはIMPEX 盤です。
Wood 2
ウッド 33rpm 2LP
<演奏>
ブライアン・ブロンバーグ(b)
ランディ・ウォルドマン(p)/ヴィニー・カリウタ(ds)
<曲目>
1、キャラバン
2、ボリヴィア
3、ブルー・ボッサ (ベース・ソロ)
4、ウィッチ・ハント
5、アイル・リメンバー・エイプリル
6、キャリー・オン・ウェイワード・サン (ベース・ソロ)
7、フォー・ブラザーズ
8、バタフライ
9、シャイニング・スター (ベース・ソロ)
10、ペンサティヴァ
11、レット・エム・イン (ベース・ソロ)
♪ 唸り、這う低音で再生機器の低音チェックとしても使われベスト・セラーとなった《ウッド》の第2弾です。
音質的に有利なレコードの外周(1曲目) に生々しいソロ曲を配置するなど、カッティングにも配慮してある高音質盤です。
Here's to Ben
・オリジナル:Groove Note
・制作:Groove Note RECORDS
・録音:1998年
・規格:45rpm 180g Stereo 2LP
:新カッティング
:新プレス盤
・マスタリング:B・グランドマン
・その他:限定生産盤 2,000枚
・音質:★★★★★
ベン・ウェブスターに捧ぐ 45rpm 2LP 新カッティング盤
<演奏>
ジャシンタ(vo)
ケイ赤城(p)/テディ・エドワーズ(sx)/ダレク・オレス(b)
<曲目>
1、ジョージア・オン・マイ・マインド
2、アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ
3、テンダリー
4、サムホエア・オーヴァー・ザ・レインボウ
5、ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン
6、スターダスト
7、イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ・オブ・モーニング
8、ペニーズ・フロム・ヘヴン
9、ダニー・ボーイ
10、ザ・ルック・オブ・ラヴ
♪ 『ベン・ウェブスターに捧ぐ』のオリジナルマスターテープより新カッティング、新プレスを行い更なる高音質盤として限定発売されます。
『枯葉』もそうでしたが、やはり鮮度が違います。